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小林よしのり
2023.6.9 07:46日々の出来事

日本とインドの縁を復活させる壮大なプロジェクト

昨夜遅く『夫婦の絆』は完成した。

今日は午後からテレ朝で、インド版『おぼっちゃまくん』
のアニメ脚本会議がある。
前回提出したプロットをさらに練り上げたものを午前中に
完成させて、持って行く。
「ともだちんこ」に代わる茶魔語も提出。

日本人にしかウケないと思っていた作品がインドで№1に
なったということは、さらにアジア圏、いや「RRR」の
大ヒットを見ると、欧米圏でもウケるかもしれないと、
わしはとことん自分の都合がいいように考える。

ようするに格差拡大した資本主義の国際社会すべてを
『おぼっちゃまくん』は風刺しているから、資本主義の
国ならどこでもウケるのかもしれない。

自分の人生の中で、こんなスケールのデカい構想が
降ってくるなんて、わしは神の采配だなと思う。
神が人類にとって『おぼっちゃまくん』が必要だと
思ったから、わしに使命を与えたのだ。

日本人が創って、インド人が制作して、まずインドで
放映される。
まったく新しいビジネス・モデルに挑戦する。

そして日本の頭山満や内田良平らアジア主義者と親交
があり、インドの独立運動を行ない、日本に本格的な
インドカレーを伝えたラース・ビハリー・ボースや、
シンガポールに自由インド仮政府を樹立し、首班と
なったチャンドラ・ボースも、日本とは特別に縁が
深い。

さらに東京裁判で唯一の国際法のプロフェッショナル
だったパール判事も、わしは大尊敬している。
今再び、インドと組んで、日本は世界を目指す。
戦前から戦後をつなぐ壮大な日本とインドの運命を
感じるではないか!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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